浮気や不倫は恋愛における最もタブーな行為ではありますが、頭ではわかっていてもつい魔がさして……ということもないとはいえませんよね。
ただ、そのたった一度の軽はずみな行為が、大切な人を傷つけてしまい、取り返しのつかないことになり、後悔するケースも。
そこで今回は男女の浮気の実態やその後のことについて、いろいろと解説していきたいと思います。
大切な人の信用を失わないためにも、ぜひチェックしてみてくださいね。
浮気してしまった理由は?
相模ゴム工業株式会社の「ニッポンのセックス 」という調査の結果によれざ、日本人の約5人に1人が浮気を経験したことがあるのだとか。
もっと細かく男女比で見ていくと、男性は約26.9%、女性の場合は16.3%になるとのことで、よく耳にするかとは思いますが、男性の比率の方がやはり高いようです。
では、その浮気の理由にはどのようなものがあるのでしょうか?
寂しくて満たされていなかったから
会えない日々が続いている状態だったり、会っていても心が通じ合っていないように感じたり。
気持ちが満たされない寂しさから、その心の穴を他の誰かで埋めようと浮気に走ってしまうケースは特に女性に多いようです。
とはいえ、理由があれば浮気をしていいということはありませんし、バレてしまったら彼のことを本当に失ってしまうことに繋がりかねません。
どれほど寂しさを感じていたとしても本当にそれでいいのか、自分自身に問うことは大切ですね。
刺激が欲しかった
どんなにラブラブなカップルであったとしても、付き合いが長くなってくると当初よりは気持ちが落ち着いてきたり、場合によってはマンネリを感じることもあるでしょう。
そんな時に刺激が欲しくなってつい、というのも浮気の原因としてはあるあるなものです。
とはいえ、こうした一時的な感情で、これまで築き上げて来た大切なパートナーとの関係を崩してしまうのはなんとももったいない話。
こういう時は外に刺激を求めるのではなく、たとえばイメチェンをしてみたり、これまで2人でデートしてきたようなところとは違う場所に出かけてみたりと、2人の関係に新しい風を入れる工夫の余地はまだ残されているはず。
こうした倦怠期を乗り越えられたら、2人の絆もさらに深まっていくはずですよ。
浮気相手のことを好きになってしまったから
恋愛感情は自分でコントロールが効くものではなく、気づいたら抱いてしまっているもの。
今の恋人に冷めてしまったどころかまだ大好きな状態だったとしても、魅力的な人に出会ってしまい、心奪われてしまうこともあるでしょう。
とはいえ、こういう時は二兎を追うことはせず、気持ちの整理がつくまでどちらとも付き合わないのが無難かもしれません。
酔った勢い
友人同士や同窓会で旧友と再会した時、飲み会の場で出会った人などなど。
お酒が入ることで、ちょっといいなと感じている人とそのままの勢いでつい、という事例も後を立ちません。
中でも、平日の大半を共に過ごしている職場の人とは普段からその人となりをよく見ていますから、その中で好印象を抱いていた人と酔った勢いで、というケースは少なくないようです。
飲み会の多い会社だと特に心配になってくるシチュエーションですが……こればっかりは相手のことを信じるより他ないかも。
浮気をして後悔するパターン
ここまで、浮気に至ってしまう主な原因について見てきましたが、ここからは浮気に対して後悔の念を抱いてしまうパターンについて見ていきましょう。
パートナーを深く傷つけてしまった
浮気をしている最中、バレるかな、バレたらどうしよう、という考えがチラリとでも脳裏をよぎることはあるかと思います。
ですが、バレたらバレたで素直に怒られていればいいかな、と軽く考える人もけして少なくはないでしょう。
ところがそういう人が実際に浮気がバレ、怒るどころではなく深く傷ついたパートナーを目の当たりにしたとしたら。
パートナーのことが大切であればあるほど、自分はなんて馬鹿なことをしたのだろう、と後悔と罪悪感に苛まれることでしょう。
パートナーと別れることになってしまった
浮気が明るみに出たとなれば、パートナーから別れを切り出させるという未来は当然、想定できることです。
しかし、それでも浮気をしてしまえるということは、少なからずパートナーは自分とは別れないはずだ、あるいは、バレて別れるなら仕方がないか、これくらいなら大丈夫なんじゃないか。
こうしたパートナーを軽んじている考えがどこかにあるからこそ、なのではないでしょうか。
そうしていざ浮気がバレ、パートナーから別れを突きつけられた時に、想定外の事態にショックを受け、激しく後悔する人も多いのです。
浮気に対する慰謝料を請求された
浮気とそれに対する慰謝料請求、と聞くと、結婚していない自分には当てはまらないだろう、と独身の人は考えるかと思います。
ですが、たとえ戸籍の上での婚姻に関係のない2人であったとしても、婚約中や事実婚関係が認められる場合には、浮気に対する慰謝料の請求が可能なのです。
自分は結婚していないのだから大丈夫、とたかを括っていたところに金銭的な痛手や、パートナー・弁護士とのやりとりによるストレスに見舞われたとしたら、やはり後悔の念が湧いてくることでしょう。
秘密を抱えていることへの辛さ
浮気がバレず、パートナーとの関係も良好。
そういう状況下なら後悔しないかというとそうでもありません。
バレていないのなら浮気は隠し通さなければならないですよね。自分から告白してしまえばやはりパートナーを傷つけることになりますし、別れの原因にもつながってしまうからです。
そうしてこの先もずっと秘密を抱え、どんなに苦しくても懺悔することもできない状況が、浮気がバレていない間はずっと待ち受けています。
なんとも自分勝手なようにも聞こえますが、その辛さから、浮気したことを後悔する人もいるのです。
浮気したことが周囲に広まる
浮気をしたことに後悔するケースは、必ずしもパートナーとの関係だけが理由となるわけではありません。
怒ったパートナーがあなたが浮気をした事実を周囲に広めた結果、パートナー以外との関係に支障をきたしてしまうこともあるでしょう。
世間的にはやはり浮気は悪いものとされていますから、あなたの評判は間違いなく下がることでしょう。
その結果あなたから友人たちが離れて行ったりしたら。
自分で蒔いた種だとはいえ、やはり後悔先に立たず、といった状況に陥ってしまうことは避けられないでしょう。
浮気したのが地雷ともいえる相手だった
浮気をする時、パートナーを傷つけてしまうことへの心配は頭をよぎっても、どうしてか浮気相手のことは、自分と同じくきっと遊びのつもりだろう、と軽く考えがち。
ですが、そんな軽い気持ちの自分とは違い、特に肉体関係を持った相手に対してはかなり本気モードになってしまう人も中にはいます。
結果として、浮気をした後のあなたの自分への接し方に納得できず、ストーカー化したり復讐したりと、あなたやあなたのパートナーに対して危害を加えようとしてくるかもしれません。
これもやはり自分の蒔いた種なのですが、このように泥沼化してしまうケースには後悔はつきものといえるでしょう。
浮気を後悔した時の対処法は?
自業自得とは分かっていても、浮気をしたことを後悔した時、実際のところどんな風に対処したらいいのでしょうか?
浮気を隠し通す
パートナーにはバレていないけれど浮気を後悔している時、自責の念に苛まれ、正直に話して謝ってしまいたい、と感じるかもしれません。
ですがその行為は、ただあなたが楽になりたいだけで、パートナーを傷つけしまうことが考えられない、自己満足なものでしかありません。
パートナーのことを真に大事に思うなら、それこそ墓場まで秘密を持っていく覚悟で、浮気のことは徹底的に隠し通しましょう。
罪悪感を抱え続け、苦しむことになるのは、あなたが間違いを犯したことの償いとして必要なことなのです。
とはいえ、もし仮に1人ではどうしても抱えきれないのなら、秘密を守り通すためにも第三者に相談する、というのもアリです。
ただしその第三者は、あなたやパートナーのどちらの交友関係とも繋がっていない、占い師やカウンセラーなど、秘密を守ってくれるプロにしましょう。
身近な人に相談してしまうと、一見パートナーと直接繋がっていないように見えても何かの拍子に噂が耳に入ってしまう可能性はゼロではないからです。
平謝りし、2度と浮気しないことを誓う
浮気がもしバレてしまったとしたら、自分の非を認め、ひたすら謝ることに徹しましょう。
たとえあなたがどんな理由で浮気をしたのだとしてもそれを口にしてしまえば、相手にとっては言い訳にしか聞こえませんし、かえって事態を拗らせてしまいます。
平謝りするのと同時に、もう2度と浮気はしない、ときちんと言葉にして誓いを立てることも重要です。
また、パートナーがこの時に何か許すにあたっての条件を提示して来たら、可能な限りそれを受け入れ、誠意を見せるようにしましょう。
口だけでは終わらない、行動で反省を示す
もう浮気はしない、あなたを大切にする、と言うだけなら簡単です。
あなたの反省の気持ちをわかってもらうためには、やはり行動でも示さないとパートナーも受け入れてはくれないでしょう。
これまで以上にパートナーの話をよく聞き、連絡をマメに取り、デートではパートナーの希望を汲んでなおかつ相手を楽しませる工夫をする。勉強や仕事などに精を出し、恋人として人間的な魅力を高める。
こうした努力も忘れずにいたいところです。
また、浮気されたショックは一両日で立ち直れるものではありません。自分から積極的にコミュニケーションを取り、相手の傷が癒えるまで寄り添い続けましょう。
別れを切り出されたらきちんと受け入れる
あなたが誠心誠意尽くしたとしてもパートナーにとって浮気をされたことが受け入れがたく、別れを選ぶ場合もあるでしょう。
こんな時は、どうして自分の気持ちをわかってくれないんだと思ってしまうかもしれませんが、元はと言えば自分自身で蒔いた種、自業自得なのです。
パートナーの意思を尊重し、別れを受け入れるよりほかありません。
もしこの時、なるべく穏便な別れ方ができれば、恋人関係は終わってしまっても、別の形で繋がりを残しておくこともできるかもしれません。
とはいえ、やはりこの人以外は考えられない、と復縁を望むにしても、年単位で相手の気持ちが変わってくれるのを待つ長期戦を覚悟する必要があるでしょう。
一度は恋人だったという過去に頼れるほど、相手の中でのあなたの印象は良いものではないのですから、焦りは禁物です。
浮気を後悔しているなら、2度と繰り返さないための対策を
人間誰しも過ちを犯してしまうものです。
ここで大切になってくるのが、同じ過ちを繰り返さないこと。
浮気をしてしまい、そのことを後悔しているなら、きちんとその時の状況を振り返って原因を突き止め、二度浮気しないよう、具体的な防止策を実行するようにしましょう。